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懲りない男(Mユゥジ×アキラ)

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「ユゥジくん、ユゥジくん」

 背をとんとんとやわらかに叩くふいの呼び止めに足を止め、
絶対に聞き間違えることのないその声に合わせ視線を下に向けつつ振り返ると、そこには……。

「なんでそんな格好してんだ」

 見慣れた制服姿……ではなく、白地に……なんだ、撫子?そうだ、撫子だ。
撫子の花が青っていうのか紺っていうのか、どういったらいいのかわからないが、
綺麗な色で入った浴衣を着て立っているアキラだった。
 色合いで言えば、制服に近い。だが、普段とは違う…その、なんていうんだ衿?
衿のあたりが色っぽい。

「……ひどい。みんな褒めてくれたのに……」

 つい口に出してしまった言葉に、じっとりと恨めしげな目を向けてくるアキラの言葉に、
謝るよりも先に反応せざるを得ないフレーズが。

「ちょっ…待て!みんなってのは、誰だ?」

 俺より先に、アキラのこの姿を誰が見たって?誰が、褒めた?

「デュセンやリッケンたちだけど……」

「あいつらか…だったら、いやいや駄目だ駄目だ!俺以外の前で、そんな格好するなよ」

 いくらサブスタンスとは言え、油断はできないだろ。
 特に、リッケン……あいつは、無邪気にキスしまくりやがって……
俺よりアキラといちゃいちゃしてんじゃないのか。
 むくむくと入道雲のごとく勢い良く育っていく嫉妬心を向ける俺を、
アキラは困ったような泣き出しそうな顔で見上げてくる。

「……浴衣、だめ?」

 生成り色の帯の前でぎゅっと握り込まれた手を慌てて取り、細いその身体を抱き締めた。

「……可愛いから、誰にも見せたくないんだよ」

 いつもは下ろしたままの髪を浴衣姿に合わせて結い上げることであらわになった首筋に顔を埋めると、
薄い皮膚に噛みつき歯型を残してやりたい衝動を抑えこみつつ口唇を押し付ける。
とくりとくりと少し速めに脈打つのを口唇で感じながら、軽く舌先で柔らかな肌を舐め上げると
くすぐったげに身を捩るアキラに、ゾワリと身体の奥が震えるのを感じた。
 すぐ後ろに設置されているベンチに腰を下ろすと、いつもは俺を見上げるばかりのアキラの顔が
高い位置にあるのを新鮮に感じながら、そっと腰を抱き寄せる。

「なんか、へんな感じ。ユゥジくんの頭、わたしより下にある」

 くすくすと楽しそうに笑いながら俺の髪を梳くように撫でる彼女を見上げたまま、
空いた手を浴衣に包まれた脚に這わせていった。

「やっ…だめっ、ユゥジくん!」

 慌てて身体を離そうとするが、腰をしっかりと抱き込まれた状態からはそう簡単に逃れることもできず、
されるがまま。

「俺の前で、そんな格好する方が悪い」

 浴衣の裾から手を差し入れると、なめらかな素足を撫で上げていく。
 綺麗な形をした膝頭をくすぐり、柔らかな腿に指を這わせ、脚を閉じようとするのに先回り
膝を割り入れ、さらに手を上へ進ませると……。

「だめだって…ばっ!」

 振り上げられた腕は綺麗に宙を掻き、そのまま俺の頬を思い切り打った。
 それはもう、気持ちがいいほどの音を立てて繰り出された平手は俺の手を止めるにはとても有効だった。

「あ…っ、ごめんなさ…っ」

 だが、アキラ自身はビンタをかますつもりじゃなかったようで、慌てて俺の頬を撫でるように触れてくる。
 その心配した顔が、なんとも言えず可愛くて……その手を取り、笑いながら手のひらに口付けた。
 
「お前になら、殴られても蹴られても許せる」

「でもっ……痛い?ごめんね?」

 泣き出しそうな顔で何度も謝罪を口にするアキラの姿に、ゆっくりと俺の中で何かが
鎌首を擡げていくのを感じていた。
 このまま抱き締めて、きつく結ばれた帯をほどき……細い首筋にしばらくは消えることない痕を刻みつけ、
さきほど撫で上げた脚のその先を……。
 そんな欲望が頭と心臓をうるさいほどに内側から叩き続ける。

「もう痛くないから大丈夫だ…けどな、どうせ撫でるならこっちのが嬉し…アキラ!?」

 こっち、と自身の股間を目で示した俺の両肩を思い切り押し身体を離すと、
これ以上ないほど真っ赤になったアキラはそのまま勢いよく俺から離れていく。

「ユゥジくんのえっち!もう知らない!」

 パタパタと小走りに逃げていく姿はまるでうさぎだ。
 そんなことを思いながらも、逃げられた事実に漏れるのは大きな溜息。

「あー……俺、もしかして変態……?」

 そうがくりと俯くが、浴衣姿で赤面したアキラを思うとどうにもこうにも笑みが浮かんでくる。
 あんな可愛いの、他のやつになんか絶対にやれないだろ。
 俺以外があの姿見るのも嫌だってのに……ってか、ちょっと待て。
 なんであいつはあんな格好……。

「夏祭りか!ちょっ…アキラ!」

 このあと俺は、すっかり拗ねて怒るアキラに謝り倒し夏祭りで花火を一緒に観るという大役を
他のやつに奪われないようにすることに、必死になるわけだが……それは割愛。


ende.


*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*


一般的な男性が、どの程度浴衣の知識を持ってるかわからず…裾とか言いそうだな、と。
ばちこーんいかれてんのに、全然懲りる気配のないユゥジ(35)
それどころか、さらに調子乗っちゃう変態っぷり。
さすが、歪みない。
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名前:カサイ ユウキ

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