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8月19日 (Mユゥジ×アキラ)

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 正直、ハタチを回ったら誕生日なんてどうでもいいと思ってたんだが……違った。
まさか、自分がこんなにも誕生日を心待ちにするなんて一年前の俺には想像もつかなかっただろう。
 彼女とともに過ごす今年の誕生日は、俺にとって今までで一番大切な誕生日になる。


 ……はずだったんだ。
 今年の8月19日は、アキラと一緒にケーキ食ったりしながらいちゃいちゃするはずだったんだ!
 なのに、なんで俺はひとりなんだ……おい。


 時計の示す時刻は23時。8月19日の、23時だ。つまり、俺の誕生日も残すところあと1時間という……。
そのラスト1時間、俺はなぜか教室にひとり。
 こんな寂しいことがあるか?
 いや、違う。俺の名誉のためにも言わせてくれ。決して、俺があいつを怒らせたとか、
呆れさせたとか、他のやつに奪われた……とかじゃない。
 朝から急に入った会議に、あいつが出席することになって……一度も会うことなく、今に至ってる。
朝から、何時間会議してんだよ……よりによって、なんで今日なんだよ……。
 ふつふつと湧き上がる苛立ちを隠すこともできず小さく舌打ちした瞬間、教室のドアが開かれた。
 室内を窺うように顔を覗かせるアキラに、緩みそうになる顔を緊張させて俺は小さく手招いてやる。

「お疲れさん。どうした?入れよ」

 そう声をかけた俺のぶっきらぼうを装った声に、見事に騙されてくれたアキラは困ったように
眉尻を下げながらも小走りで俺の元まで駆けてくると、真ん前で立ち止まり綺麗に腰を折った。

「ごめんなさい!!」

 普段見慣れたのとは違う角度で見ることになった彼女のつむじを眺めながら、
ひくりと笑みを作りそうになる口許にぐっと力を込め、ことさら高圧的な態度に努める。
もちろん、その間はずっと頭の中で「ディバイザー、ディバイザー…俺は今、ディバイザー」と
呟いていたわけだが。

「……なにが?」

 問い返す俺の言葉に、アキラの肩が小さく震えるのを見て思わず泣き出してしまうのかと思った。
しかし、彼女はさらに頭を深く下げる。

「ユゥジくんのお誕生日、ちゃんと約束通りにお祝いできなくて……ほんとうにごめんなさい」

 俺の演技はそう保たない。
 こんなふうに謝ってくれるアキラに、これ以上くだらないことをするのは愚策だった。

「……いいよ、まだ『誕生日』だしな」

 下げられた頭をポンポンと軽く叩いてやると、ゆっくり持ち上がっていくアキラの顔には
まだ悲しげな表情が。

「ほんとうに、ごめんね。今からでもちゃんとお祝いしたいんだけど……
ユゥジくん、お誕生日おめでとう」

 祝いの言葉を照れたように言ったアキラの両肩に手をかけ、そのまま椅子へと座らせると
俺はその前に跪いた。ショートパンツからむき出しになった形のいい膝頭に軽く口付けると、
ふくらはぎを撫で下ろしてハイソックスに包まれた細い足首を掴み、再び膝頭に音をたててキス。

「ユゥジくんっ!」

 慌てたように名を呼び、制するよう伸ばされた手を掴み取りそのまま指先にキス。
 白く柔らかな内腿を押すように尖らせた舌先で舐め上げると、小さく息を飲むアキラを
見上げながら、その柔らかな箇所に軽く歯を立てる。

「なぁ、お姫様。プレゼント、くれるんだろ?」

 掴んだ足首をそっと外側へ押しやり、開いた脚の間に身体を割り込ませると、
真っ赤に染まったアキラの顔に頬が緩んだ。

「一生忘れられない誕生日になりそうだ」



ende.


*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*


ユゥジ、誕生日おめでとー!
誕生日くらいは、いい思いをさせてあげようと思ったんですが……
これはいい思いをしてるのか、どうなのか。
いっそ誕生日を忘れられてたりしたほうがよかったかも…とか。
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名前:カサイ ユウキ

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